2014/06/06

mAAN Studies 第10回研究会案内

アジア近代建築史・都市史研究会
mAAN Studies
10回研究会案内

日時  2014615日(日) 14時から
会場  総合地球環境学研究所 セミナー室1・2

※今回は総合地球環境学研究所で開催します。通常と異なりますのでご注意ください。

[報告1]
感染症対策からみた開港場の歴史―長崎・横浜・神戸 1859-1899
市川智生(長崎大学)

開港後の日本は急性感染症のプリバレンスが極めて高い社会となった。疾病伝播のハブとなったのが、長崎、横浜、神戸などの対外貿易港である。これらの港湾都市で展開した感染症対策が、日本人社会と外国人居留地社会との利害調整をどのように踏まえて展開したのかを鳥瞰したい。
 
[報告2]
中国の近代化と外国人技術者:技術者協会とその所属会員の分析を通して
小林実智子(豊橋技術科学大学)
 
1901年に外国人技術者により上海で設立された『上海技術者・建築家協会(The Shanghai Engineers and Architects: SSEA)』とその後継団体である『上海工学会(The Engineering Society of Shanghai: ESS)』、『中国工学会(The Engineering Society of China: ESC)』は、その存在は知られているが、どういった人物が所属していたのか、どのような活動をしていのたかといったことは未だ明らかにされていない。本研究では、SSEAESSESCの実態や活動内容を協会誌から明らかにするとともに、そこで議論された内容が所属する技術者の活動にどのように反映されていたか把握することを試みる。

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