2013/09/30

mAAN Studies 第7回研究会案内

mAAN Studies アジア近代建築・都市史研究会


第6回研究会案内

日時: 2013年10月27日(日) 15時から
会場: 広島大学大学院工学研究科 A2棟6階大学院講義室(A2-641室)
      (広島県東広島市鏡山1丁目4-1)

研究発表題目:
ハンネス・マイアー主導のバウハウスにおける建築教育と卒業生の活動について

発表者:
冨田英夫(九州産業大学)

発表要旨:
 近年、世界規模でのモダニズム建築の見直しが行われ、モダニズム建築が地域の特性と結びつき伝播・受容された状況が示されている。それらの研究は一般に受容側を対象とし典型的なモダニズム建築の形式を基点にして分析する傾向がある が、モダニズムの建築家を教育・輩出した側の持っていた多様な地域での受容を可能にした建築理論についても同時に分析する必要があると考える。
  ドイツを例にとれば、1930年代以降中東・東欧などに優れた建築家を輩出したハンネス・マイアー主導のバウハウスが、モダニズム建築の形式性を忌避し、心理学、生物学、及び社会学に基づく分析を重視した建築理論を教授していた。そこで本論では、まずマイアー主導のバウハウス建築教育の特性を明らかにする。
  加えて、バウハウス閉鎖以降、最終的にアメリカに渡ったバウホイスラー(バウハウスの人々)の活動については重要な位置付けがなされている一方で、マイアー主導のバウハウスで建築を学んだ学生達が当時のソ連や中東に新たな活動の場を見出した事への評価は未だ十分でない。
  そこで本論では、次に、マイアー主 導の建築教育の特性が学生の卒業後の活動にどのように表れているのかを、卒業生(バウハウス旅団メンバーやアリエ・シャロン等)の活動を基に明らかにする。


※広島大学大学院工学研究科は東広島キャンパスに位置します。
東広島キャンパスの地図は、こちらをご覧ください。

※日曜日に東広島駅から広島大学までのバスの連絡はありません。
広島大学行のバスは西条駅からのみの発着です。
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※当日は日曜日のため、工学研究科の建物内へは、学生・職員証によってのみ入館可能です。
A2棟とC2棟の間の玄関(自動ドア)まで迎えに参りますので、自動ドアに到着されたら、水田の携帯電話か研究室直通までご連絡ください。
電話番号は当日、玄関の自動ドアへ掲示いたします。
玄関はこちらです。

A2棟へは複数の入口がありますので、ご注意ください。