2014/04/01

mAAN Studies 第9回研究会案内

第9回研究会案内です。

===
mAAN Studies09・シリーズ開港場Ⅰ 香港・神戸

発表1: 鮎川慧(東京大学)
香港における1888年から1914年までの公共事業省による建設活動
発表者は現在、香港におけるイギリス人による最初期からの都市・建築n俺岸の全体像と具体像を明らかにするため、博士論文の執筆を行っている。今回の発表はそのうち、1888年から1914年までの公共事業省による建設活動を、Blue Booksyほかの香港やイギリスの政府資料から抽出し、数量や場所などを把握しながら、同時代の都市インフラとの関係なども視野にいれて議論する。

発表2: 小代薫(神戸大学)
神戸開港場における内外人住民の自治活動と近代都市環境の形成について
本研究では、日本の近代都市における先行的取り組みとして、都市整備へ積極関与する「市民」の動向に光をあてた。近代という時代概念には市民の誕生という条件が含まれているはずであり、このような観点からアジアの都市の近代化における西洋との関係を辿ることもまた可能であろう。そしてわが国においては、神戸開港場がその重要な起点となり、近代公演制度や市街地地券制度、地方民会制度の制定に結びつくなど、新たに歴史的評価を受けるべき事象を生じさせていたことを明らかにする。またこれまで日本の居留地研究において見過ごされてきた、イギリス公文書館保管史料の分析を通じて新たにわかってきたことも、あわせて紹介したい。

コメンテーター: 村上衛(京都大学)

日時: 2014年4月6日(日) 14時から

会場: 京都大学稲盛財団記念館 2階セミナー室(213) →アクセス
(京都市左京区川端通荒神橋)

フライヤー:
趣旨文: