2014/01/21

mAAN Studies 第8回研究会案内

mAAN Studies 第8回研究会のお知らせ

第8回目の研究会を兼ねて、以下のような小規模のワークショップを、京大地域研、京大人文研と共催で行います。
北朝鮮関連の情報を共有する機会ですので、ご興味ある方はぜひご参加ください。
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北朝鮮ハムフンの歴史都市空間
朝鮮史× 建築・都市史ワークショップ

2014 年2 月5 日(水)10:30 ~ 17:00 
京都大学稲盛財団記念館3 階・小会議室Ⅱ
(京都市左京区川端通り荒神橋東詰)

平壌に次ぐ北朝鮮第二の都市、それがハムフン(咸興)である。同都
市は、1945 年以前の日本植民地時代は、二つの都市・咸興と興南と
して知られていた。咸興は、朝鮮王朝時代より北東部の中心都市であ
り、興南は戦前の新興財閥・日窒によって1920 年代に開発が始まっ
た一大化学工業都市である。
両都市は、第二次大戦を経て、日本人の収容・引き揚げ拠点都市となっ
た後、朝鮮戦争において米軍に破壊された。しかし、東ドイツの援助
のもとで復興し、現在は合体して北朝鮮を代表する都市の一つとなっ
ている。
本ワークショップではこの都市地域を対象に、歴史・文化運動・建築・
都市景観などを、朝鮮史・建築史専門の各研究者が、具体的な素材を
持ち寄って議論する。蓄積の浅い北朝鮮都市・建築研究の前進に協働
してつなげたい。

<プログラム>
10:30-11:15 「咸興・興南に関する歴史研究」
           水野直樹(京都大学)
11:15-12:00 「北朝鮮の近代建築と咸興・興南―2013 年9 月の
         訪朝報告を中心に―」
           谷川竜一(京都大学地域研)
13:00-13:45 「東独の建築家K. ピュシェルによる咸興戦災復興
         計画のための朝鮮の伝統的集落の調査」
             冨田英夫(九州産業大学)
13:45-14:30 「朝鮮窒素肥料による興南の都市建設」
           辻原万規彦(熊本県立大学)
14:45-15:30 「咸興地域社会史の一端:ミッション関連史料を中
         心に」
           板垣竜太(同志社大学)
15:30-16:15 「工場=要塞、あるいは生産と死の場所:李北鳴と
         朝鮮窒素」
           チャ・スンギ(韓国・聖公会大学)
<主催>
・ 京都大学地域研究統合情報センター
・ 京都大学人文研共同研究班「日中戦争・アジア太平洋戦争期朝鮮社会の諸相」
・ mAAN Studies(アジア近現代建築・都市史研究会)